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身体は環境に合わせようと変化している

2021.04.17

昨日こんなニュースを読みました。

 

無重力空間で1年間過ごした宇宙飛行士の心臓の大きさが約3分の2に縮小

 

簡単にまとめますと、宇宙飛行士のスコット・ケリーさんは約1年間宇宙空間で生活。

帰還後、体を色々検査したら心臓の重さが約3分の2に縮小していたそうです。

また、縮小していても機能不全になることも致命的なレベルまでに能力が落ちることなく、適切な健康状態を維持していたそうです。

つまり、無重力の環境では心臓のポンプを強く使う必要がないために縮小していったのではないか。

そのような記事でした。

 

宇宙空間という特殊の環境で体が変化したことはよくわかりますが、これは宇宙空間という特殊な空間のみで変化していくのでしょうか。

日々患者さんを診ていたり、症状に困っている人の話を聞いていると、背後には環境・状況がが大きく関与していると私は考えています。

 

 『病気ではなく病人をみる』

近代看護教育の生みの親といわれるナイチンゲールの言葉ですが、その人がおかれている環境に病気の原因があることが多いです。

身体は環境に合わせようとする中で”病気・症状”が生れていく。

何か悩んでいる症状がある方は、立ち止まって自分の環境・状況を見つめなおすといいかもしれません。