昨日は東京都江戸川区にある船堀タワーで行われた、第8回日本中医学会に行ってきました!
わけあって午前中のみの参加でしたが、大変有意義な時間となりました。
まずは、一般口演を3つ。
酒井記和先生による
「不妊症患者への中医鍼灸治療が酸化ストレス度に影響を及ぼした1症例」
不妊の原因は様々あるといわれていますが、発表者の先生は酸化ストレスと不妊症の関係に着目。
抗酸化療法で酸化ストレス値に改善がなかったのを、鍼灸治療を始めたら数値が改善した症例でした。
李向か軍先生による
「過換気症候群の治療経験と『金匱要略』奔豚気病の考察」
精神的な不安や過度な緊張をきっかけにおきる過呼吸をおこす過換気症候群を漢方で治した症例。
『金匱要略』や『奔豚気病』など専門的な言葉がでてきてわかりにくいですが、要約すると。
「うんと昔の本に書いてある症状と治療をお手本にして漢方を処方したらよくなったよ!」
といったことです。(笑)
弓削修平先生いよる
「公孫穴を使用したむずむず脚症候群の一例」
今年のGWの中国研修の時にお世話になった弓削先生の発表。
10歳の男の子の両足がむずむず脚の症状がでて、通学できなくなった症例。
公孫や神道、陶道、身柱穴を使い治療をしていました。
舌の写真があり、大変わかりやすい発表でした。
次は会場を移動して、シンポジウム「中医心身医学の活用」を聞きに行きました!
中国人の先生2名。日本人の鍼灸師1名、医師1名のシンポジウム。
途中からの参加でしたが、
・中国と日本の生薬量の違い
・精神疾患を診るうえで肝胆と心の違い
以上のことについて、お話を聞けました。
とても勉強になりました。充実の週末。