台湾研修 ２日目
2019.05.14
ここまでの話。
２日目は台北中医師公会さんが手配して下さったマイクロバスに乗り、午前中の研修先である「長庚記念病院」に行ってきました！
この病院は台湾全土にあるとても大きな総合病院。
日本語サイトもあり、海外からの患者さんを受けているようです。
病院に着くと、中医科の主任の先生と鍼灸科の主任の先生が出迎えて下さいました。
その後は、テレビで見たことがあるようなドデカい会議室に案内して頂き、プロモーション映像を見ました。
最新の西洋医学と伝統医学である東洋医学が共に共存しているのが伝わりました。
次に病棟に案内していただき、そこで共存していると感じるような設備が多くありました。
その１つに薬浴室があります。
入院病棟にその施設はあり、化学療法の副作用を止める目的で行うそうです。
薬浴には５種類ほどあり、鍼をした後に入ってもらうと説明を受けました。
次に電子カルテ。
そこには西洋医学的な検査結果の他に、中医学的な四診所見も記載してありました。
また、どんな漢方を飲んでいるのか。どこに鍼をしたのか。
詳細をまとめてあり、各々の考えを尊重していると感じました。
ここまででも大変勉強になりましたが、入院中の患者さんの脈診をさせてもらう機会がありました。
鍼灸担当の先生と脈診について色々話ができたことはとても貴重な経験になりました。
その後は、薬局にも案内をして頂きました。
充実した施設と豊富な生薬、エキス剤を見学できてとても有意義な時間でした。
二日目の午前中はここまで。
次回に続きます。