
ここまでの話。
前回は下(下半身)の弱りと上(上半身)の相対的に強くなりアンバランスが大きくなった状態。
これが鍼灸の考える更年期障害の考え方です。
ですから、上半身の問題としてめまい・のぼせや動悸などが。
下半身の問題として尿漏れや足の冷え、腰痛などが出現します。
この状態を治療する方法は大きく分けて3つあります。
1)下の弱りをフォローする
2)上の強まりを抑える
3) 1)と2)を同時におこなう
…なんか簡単そうですね。笑
『ここの経穴(ツボ)にすれば治ります!!』
って書くことは出来ません。
人に個性・気分があるように、人によって・その日の状態によって効果がでる経穴(ツボ)が異なるからです。
ですから、当院では問診に時間を取り・身体の観察を丁寧に行うのです。
すべて3)を行えば万能だと思う方がいると思うので次回はその話。