
今、麻疹(はしか)流行しています。
麻疹といえば、幼児がかかりウイルス性脳炎など合併症が怖い疾患です。
ワクチンをし、免疫を作ることで感染は防げる麻疹。
麻疹には1つの特徴があり、感染した人ほぼ100%発症します。
……えっ?ってなりますよね。
医療関係者でないと「感染したら、発症する」と思っていると思います。
ですが、不顕性感染(ふけんせいかんせん)というのがあります。
感染しても症状がでない人が存在する、それが不顕性感染です。
しかも、意外なことに多くの感染症がこの不顕性感染が認められます。
不顕性感染の問題点は、感染しているのに症状がないこと。
ですから、その人が感染源となりウイルスをばらまき続けることです。
言い換えたら、ウイルスの戦略なのかもしれません。
では、なんで発症する人としない人がいるのか?
……長くなるのでまた次回。