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身体と食育 その3

2015.05.16

ここまでの話。

身体と食育 その2

 

今日は石塚左玄(いしづか さげん)について。

この方は明治時代の軍医、医師、薬剤師で食養会を作りました。

この食養会とは玄米菜食を中心とした食養生を普及、実践する会です。

マクロビオティックの提唱者である桜沢 如一(さくらざわ ゆきかず)はこの会の三代目会長。

ですから、桜沢氏は石塚氏の影響を大きく受けています。

 

石塚左玄は食の教えの1つに、

「体育・智育・才育は即ち食育なりと観念せしや」というものがある。

この考えは明治時代初期に重要視されていた教育に”知育・徳育・体育”があります。

それらを支える為には”食の教育”をするべきだということ。

西洋思想が大量に導入される中、それを批判的にではなく”日本人に合う食は何か”を説いた人です。

 

その考えを今の食育基本法を受け継いでる…と私は思っています。

明治時代に今でも通用する考え・真理を説いた石塚左玄。

”食”に対してまた新たな視点を頂きました。