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妊娠初期の悩み 悪阻(つわり)撃退法 その3

2016.02.10

東洋医学でつわりを撃退!!

 

東洋医学が考える悪阻(つわり)の原因

東洋医学では吐き気を、何らかの原因によって”胃の腑の下に運ぼうとする力”が発揮できていないと考えます。

下に運べないから上(口)に突き上げて、悪心や嘔吐が起こるわけです。

妊娠中は

 

1)胎児が堕ちないようにするため下への力が弱くなりやすい

2)胎児がお腹(下腹部)にいるから下に降りにくい

3)胎児に栄養が集まり、胃に栄養がいかず下に運ぶ力が弱くなる

 

このような状態になっており、悪阻(つわり)が起きやすい状況になっています。

ですから、普通なら異常がでない程度のことで”上”に突き上げてしまいます。

 

東洋医学の治療法

原因が”下に運ぶ力が発揮できていない”ですから、

ざっくりいうと、

 

1)降りにくくなっている下への力を強める

2)栄養されていない胃のフォローをして”下”への力をつける

 

となります。

 

効果がある経穴(ツボ)はありますが、一歩間違えると大変危険です。

胎児が堕ちてしまうこともあるので紹介は控えさせていただきます。

身体を診た上で、その人にあった治療をしてもらうといいと思います。

 

ですが、それではつまらないので

”妊娠初期に刺激すると危険な経穴(ツボ)”を紹介します。

危険な経穴(ツボ)というのは何も考えないで使用するとという意味です。

しっかり勉強した専門家が使用したらその限りではありません。

 

”妊娠初期に刺激すると危険な経穴(ツボ)”

1)内関(ないかん)

この経穴(ツボ)は雑誌などでは吐き止めのツボと紹介されていることが多いです。

それは”下への力”が非常に強いから。

妊娠初期に使用すると胎児が堕ちることがあります。

 

2)三陰交(さんいんこう)

この経穴(ツボ)は雑誌なのでは婦人科に効果があると紹介されています。

ですから、下手に働くと子宮に作用し胎児が堕ちることがあります。

もちろん上手にやればいいですが、専門家でないとリスクが高いです。

 

あえて、雑誌なので紹介されているものを選びました。

「ツボでそんな効果あるの?そんなこと起きないでしょ!」

と思われるかも知れませんが、鍼灸師(専門家)からしたら非常に危険です。

 

東洋医学のミカタは終わります。

もう少し続きます。

 

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