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更年期障害、西洋医学の治療法

2015.03.29

更年期障害、西洋医学の治療法

ホルモン補充療法(HRT)

分泌が低下したホルモンを飲み薬や貼り薬で補充する治療法。

基本的には飲み薬が中心ですが、肝機能が弱っている人などが貼り薬を用いります。

低下したエストロゲンのみを補充すると子宮体ガンのリスクが高まる危険があります。

なので、女性ホルモンであるプロデステロンを同時に補充しリスクを管理しています。

欧米では30年以上の実績があり、治療効果が高い療法です。

男性の更年期障害にはテストステロンを注射する治療法があります。

 

 

副作用

不正出血、乳房の張りや痛み、下腹部の痛み、胃の重さ、頭痛…etc

他に、長期間のHRTでは乳がんのリスクが高まるデータや、飲み薬の使用で静脈に血栓ができやすくなる報告もあります。

男性の場合は、前立腺肥大や前立腺がんのリスクが高まります。

 

プラセンタ療法

プラセンタとは”胎盤”。

栄養分が高く、特に成長因子が多く含まれていることが注目されています。

成長因子は細胞分裂を活性化する成分で、それによってホルモンのバランスを整える治療法。

注射や医療機関のj飲み薬ではヒトの胎盤を、サプリメントでは馬や豚の胎盤を使用しています。

プラセンタ療法での重篤な副作用は今のところ報告されていません。

最近、男性の更年期障害にも効果があると期待されています。

 

注射

一週間に2、3回の注射を3ヶ月程度する必要があります。

1回2000円程度で更年期障害などの場合は保険適応になり安価での治療も可能。

注意事項としてプラセンタ注射を受けた方は、今後献血をおこなえません。

これはプラセンタが人の器官を使用しているので、病気の伝播の可能性がゼロではないからです。

 

サプリメント

通院の手間や心理的ハードルが低く、始めやすいのがサプリメント。

市販の物は馬や豚の胎盤を使用していますが、安全性は確保されています。

ドラッグストアや通販などで手軽に入手できますが、体内に入れるものなので慎重に選ぶことが重要です。

副作用としてアレルギー反応がでることがあります。

 

《東洋医学・鍼灸医学が考える更年期障害につづく》