
更年期になると女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下していきます。
そして、閉経の前後に更年期障害としてさまざまな症状が急激にでてくる。
なぜなのか?
それは1つとしてエストロゲンが月経以外の色々なことに作用しているからです。
例えば、骨量の調節、自律神経の働き、感情、記憶…etc
このように多岐にわたるので全身にさまざまな症状がでてきます。
また、エストロゲンの低下が急激に起こるので症状も急激に起きてきます。
最近注目されている男性の更年期障害(LOH症候群)
男性はテストステロンの分泌低下によって症状が起こります。
男性の更年期障害で最も問題とされているのは、自覚症状のなさです。
これには大きく2つの原因考えられます。
1つは女性と違って閉経がない。
2つめは女性に比べてホルモンの減少の仕方がなだらか。※
ですから、自分が”病気”と自覚しにくく対応が遅くなります。
女性の更年期障害と比べて、始まりと終わりがわかりにくいので、精神的なうつ症状を助長させています。
※岩本晃明ほか 日泌会誌 95:751.2001