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三清浄(さんのすまし) その2

2016.08.24

前回の話。

三清浄(さんのすまし)

 

前回は図が出たところで終わりました。

「三清浄」の画像検索結果

この図は『心』を意味している。

そして、真ん中にあるのが三日月。

黒い点が雲を意味するそうです。

(雲のことを”三毒”といい、悪いものとしています)

 

月が雲に覆われる。

そうすると月本来の輝きが発揮されません。

そんな状態だといい鍼、いい治療ができないと『鍼道秘訣集』は教えてくれています。

北辰会代表の藤本蓮風代表は、”本来的自我”が発揮できないと解説しています。

”本来的自我”って何?ってなりますが、簡単に説明すると、「産まれ持った感覚」と言えます。

 

”盗人が井戸に落ちかけた子供を見て、我を忘れて助ける。

 なんとか楽になってほしいという一念で我を忘れて治療する”

そのような人に教えられたわけでもないのに備わっている感覚。

それを”本来的自我”といい。それを月としています。

 

では、月が輝くために雲(三毒)がなければいいのか?

というと……それは違います。

雲がないと『心』にならないからです。

 

『心』は美しい月とそれを見えにくくする雲とで出来ている。

切っても切れない関係。

なくすことは出来ないってことです。

 

では、”三毒”って何?ってなります。

これを知り、理解出来たら少しはコントロールできる(ハズ)。

続きはまた次回。