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ⅰPS細胞の可能性

2016.05.21

最近知り合った人に、創薬研究の学校に行っている人がいます。


その人にīPS細胞の可能性を聞きました。


 


īPS細胞は再生医療を実現させるものと思っていましたが、私の不勉強。


再生医療以外にも、『疾患特異的īPS細胞研究』が進んでいるそうです。


…っといっても『疾患特異的īPS細胞研究』ってなに?って感じですよね。


私が興味を持てた面に関して、簡単にご説明します。かなり簡単にです。(笑)


 


西洋医学で治しにくい病気に、孤発性疾患(こはつせいしっかん)があります。


孤発性疾患とは、遺伝因子と環境因子が関与している疾患のこと。


つまり、遺伝と環境に原因がありその組み合わせが膨大。


同じ病名でも個々で変化に富み、多様性がある病変が起きる疾患です。


ですから、どの薬が一番適しているのか判断が難しいとされています。


 


そこにīPS細胞を取り入れる。


つまり、個人差がある病変の細胞をīPS細胞で再現をして、薬を試すことができる。


1つの病名で括られている病気に対して個人差を考慮した薬が提供できようになる。


西洋医学版、オーダーメイドの治療法になるそうです。


 


理論上や細胞レベルでは可能性がある治療法です。


ですが、試験管でに変化=リアルの身体での変化になるのでしょうか。


私の少ない経験ですが、病に心因的要因が大きく関わると考えています。


そこを含めて病を捉えているのが東洋医学です。


 


考え方は違いますが否定派しません。


西洋医学も様々な病気を治しているのは事実です。


お互い得意、不得意があると考えています。


īPS細胞可能性のある学問。


これからも注目していきたいと思います。