ここまでの話。
まずは西洋医学が何を基準に病気(疾患)と考えるか。
これ、様々な定義がある中で、一番わかりやすいのは、
「定量的な分析をし正常と異常にわける」
少し難しいので簡単に説明すると。
・ある症状を訴える人1000人の血液検査をしてたら、990人のある数値が高かった。
その症状を訴えない人1000人の血液検査では、999人のその数値は高くなかった。
数値が高くない人が正常。数値が高い人が異常。
・胃が痛い人の胃の細胞を調べたら、1000人中990人の細胞に異変があった。
一定の量で正常と異常を分けるラインがどこにあるのかを探して、その異常を改善するための治療をする。
その治療の方法として薬や場合によっては手術で取ってしまう。
薬は西洋医学が発展する中で進歩していったので、どちらかというと。
”異常→手術で取る”
といった発想が原点です。
これが大まかな西洋医学の病気(疾患)と治療です。