
ここまでの話。
今回は八鋼の最後である「陰陽」についてです。
この網は八鋼の総鋼になる考え方。
今までに紹介した網より、もっと大きい網と言ってもいいかもしれません。
ですから、いままで紹介してきた網を使って考えます。
「表裏・寒熱・虚実」の
「表・熱・実」は陽に属し、
「裏・寒・虚」は陰に属します。
その組み合わせで、陽が多ければ陽証。
陰が多ければ陰証となります。
例えば、
「裏・熱・実」だと「陰・陽・陽」ですから陽証。
その裏にある熱を冷やすような治療をしていきます。
「裏・熱・虚」では「陰・陽・陰」ですから陰証。
先ほどと同じように裏にある、熱を清する。
ですが、弱りが原因でできた熱なので温めることによって清していきます。
ご紹介した八鋼は東洋医学・鍼灸医学の治療するにあたっての一番大きな地図。
地球儀みたいなものです(笑)
地球儀では目的地には行けません。何となくの方向はわかりますが。
ですから、もっと細かい地図もあります。
東洋医学を一言でいうと
「自己治癒能力を…」
「バランスを整えて…」
っといいますが、実は緻密に病を分析して治療をしていきます。
それが少しでも伝わりましたか?
伝わったら鍼でも病気が治る世界があると思えませんか?
次回まとめます(笑)