「あー、今日も指がこわばるな……」とか「薬は増えてるのに、なんでこんなに体が重だるいんだろう」って、不安になることありますよね。
病院に行って、高い生物学的製剤とかを使って、血液検査の数値(CRPとか)はバッチリ改善!「数値は正常ですよ」なんて言われてるのに、肝心の痛みやダルさが全然引かない。
本人からしたら「数値じゃなくてこの痛みをどうにかしてくれ!」って話なワケです。
もちろん、私が開業した当初に比べたら薬でよくなる人は増えましたが、どうしてもみんながよくなってないのが現実。
実はこれ、視点をちょっと変えて「東洋医学」のメガネで覗いてみると、めちゃくちゃ腑に落ちる理由が見えてきたりします。
一般的に、西洋医学でのリウマチは「免疫の暴走」と定義されます。 「自分の免疫が、なぜか自分の関節を敵だと思って攻撃しちゃう」っていう、いわば内乱状態ですね。
でも、数千年の歴史がある東洋医学では、リウマチの痛みを「痺証(ひしょう)」って呼びます。 「痺(ひ)」っていうのは、「道が閉ざされて通じない」っていう意味なんです。
・・・まあ、簡単に言うと「体の中で深刻な交通渋滞が起きてるぞ!」ってことなんですね。
僕らの体には「気(エネルギー)」「血(栄養)」「津液(水分)」という3つが流れる川があります。これがサラサラ流れていれば健康。 でも、冷え、湿気、ストレス、胃腸の疲れ……こういうのが重なると、川が突然せき止められちゃうワケです。
こうして起きた「深刻な大渋滞」が、関節を腫らし、熱を持たせ、あのズキズキする痛みを引き起こす。
つまり!あなたの痛みは「理由なき暴走」なんかじゃなくて、「巡りが悪すぎて死にそうだから、早くこの渋滞を流してくれー!」という体からの決死のSOSなんですね。
じゃあ、どうすればその渋滞を解消できるのか。 東洋医学のアプローチは、薬で痛みを無理やり黙らせることじゃありません。
イメージとしては、「川の掃除をして、水質を浄化して、堤防を補強する」みたいな感じです。
痛い場所は、冷えや緊張、ドロドロの古い血(瘀血:おけつ)が固まったポイント。そこを鍼やお灸でポカポカ温めたり、緊張を取り除くと、凍りついた川が一気に流れ出します。新鮮な血液が流れ込めば、痛み物質も一緒に洗い流されます。
関節がパンパンに腫れている時は、体の中に「湿気」と「熱」がこもって燃え盛っている状態。余分な熱を外に逃がしてあげると、腫れが引いていきます。
ここ、テストに出るくらい大事です(笑)。いくら泥を掃除しても、源流が枯れてたらまた淀んじゃう。骨を司る「腎」や、ストレスと関係が深い「肝」、胃腸である「脾」を整える。実は、最新の免疫学でも「腸内環境が免疫を左右する」って言われてますけど、東洋医学は何千年も前から「お腹を整えるのが一番大事!」って言ってたワケですよ。すごいっスね、東洋医学……!
「病院で難治性って言われたし……」と落ち込んでいる方もいるかもしれません。 でも、東洋医学の良いところは「病名じゃなくて、今のあなた」を診るところなんです。
「雨の日に痛むなら湿気を取りましょう」 「夜にズキズキするなら血の巡りを良くしましょう」
こんな風に、一人ひとりの「今の状態(証)」に合わせてオーダーメイドで対策を立てます。 西洋医学の薬を辞める必要はありません。併用することで、薬が効きやすい体質に変えていけばいいんです。
最後に、今日から家でできる「養生」をシェアしますね。
・・・う~ん、僕もついつい夜更かししちゃうんで、人のこと言えないんですけどね。
あなたの体には、ちゃんと自分で治る力が備わっています。 力ずくで病気をねじ伏せるんじゃなく、自分の体を「お疲れ様」って労りながら、少しずつ巡りを良くしていきましょう。
僕も全力で伴走します。