先日、とある番組で対談をしていました。
山極壽一さん(霊長類学者・京都大学総長)× 関野吉晴(探検家・医師)の対談。
山極さんはサル、ゴリラ、チンパンジーの研究をされている方。
関野さんはアマゾンほか各地の原住民と生活を共にしている方です。
いわば、”一番人間に近い動物”と”一番動物に近い生活をしている人間”を研究している両者。
この2人で戦争や文化・文明など様々なことについてお話し、人間らしいさを見つけ出すような対談でした。
その中で私が気になったのは”人間らしさは待つこと、諦めないこと”という言葉。
動物は何かに挑戦し、上手くいかないと経験的に意味がないと諦めるそうです。
ですが、人間は成果がでるまで待ち、諦めないことで新たな文化・文明を手に入れてきた。
時間の価値を現在に求めず、未来に求めるのが人間らしさに一面とお話していました。
また、対談の中で現代人は待てず、諦めやすいとお話しています。
上手くいかない時に、どうするのか。
その困難に向き合えることが人間らしさと。
…ですが、現代は厳しい時代です。
何でもかんでも成果がでるまで待ち、我慢をすればいい時代ではありません。
何を我慢し、何を諦めるか。
それをシビアに見極めないといけない時代だと思います。
色々考えさせられる、素晴らしい対談んでした。
う~ん…もう一回見よ!(笑)