
ここまでの話。
前回は副作用の例をあげました。
今回もその続き。
2)全身がだるくなる。
これは良い反応の場合と、悪い反応の場合があります。
まずは悪い場合。
個々の体力に比べて、鍼の本数が多すぎる場合。
前回お話したように鍼の操作などで刺激が強い場合。
いずれも刺激が多すぎて身体が耐えられなかった場合におきます。
次に良い場合。
過度な緊張が日常的にある方。
鍼で上手にリラックスできた方。
このような場合は全身に心地よいだるさを感じることがあります。
これは副作用とは言いませんね。笑
ですが、初めてこのような感覚になると驚くことがあります。
当院ではこのような副作用を起こさないために次のことをしています。
まず、前回もお話したように過度の刺激をしません。
多くの刺激をあたえ、強引に症状を倒す。
そのような鍼はしていません。※否定ではありません。
1~3本の鍼を丁寧に行う。
身体の自己治癒能力を引き出す。
そのための鍼です。
また、丁寧に問診を行い身体の状態を理解します。
ですので、身体が耐えることが出来ない刺激量にはなりません。
刺す鍼では刺激が多いと考えたら、刺さない鍼をする。
このように刺激量を調節しています。