
昨日は(一社)北辰会関東支部二十周年記念講演に行ってきました。
場所は大田区大森にあります、東京衛生学園。
定員120名のところ、150名を超える方に来ていただきました。
いや~、ほんとすごかった。
本部の先生も10人以上来ていただき、それだけ北辰会内でも注目度が高いと実感しました。
さて、講義内容は午前中は竹下有先生による、「臓腑経絡学の最重要点 総合と総体」
題目がすでに難しそう…ですか?(笑)
今回の講義は重要な内容ですが、今まで聞いたことがなかった内容。
私は題目を聞いた時から楽しみでした!
内容は、代表が書いた臓腑経絡学の参考資料Ⅱにある4ページの解説。
東洋医学は”総合的”、西洋医学は”分析的”一見納得がいくようだけど、これは不条理だ。
”総合”とは”分析”を集めたもの。これでは両医学の”本質”を説明することは出来ない。
西洋医学は総合、東洋医学は総体と理解するべきだ。
っといったように「〇〇にはこのツボ」や「〇〇がポイント」といった内容ではなく、東洋医学の本質に迫る内容の解説。
一見、今日の講義を聞いたから何かが上手くなるとは思えません。
ですが、本当は全ての土台となる”思想・哲学・本質”といった内容。
東洋医学、鍼灸医学の背骨といったところでしょうか。
それを強化するための大きな材料を頂いた講義でした。
午後の前半は藤本蓮風代表による「20周年記念講演公開実技」
その場で会場から患者さんを選び、バッタバッタと鍼をして治していく圧巻の実技。
今回、サポートに入った松田蓮山先生との掛け合いも絶妙でした(笑)
私の印象に残っているのは、代表の…
「鍼一本でよくなる。この事実を信じれますか?」
午後の後半は藤本新風副代表の「蓮風鍼法講義」
北辰会の刺鍼技術である”蓮風鍼法”の講義。
この内容もただ鍼の種類を教えたり、刺し方を教えたりする内容ではありません。
鍼をする時に何を意識するか。どんな事を注意するか。
そんなことをご教授下さいました。
また鍼を刺すことは、身体を診察することの延長上にあるもの。
体表観察する技術があがることが、鍼を上手に、より効果的にすることになるとおっしゃっていました。
勉強会のあとは、懇親会。
50名を超える方がみえて大変盛り上がりました!
年内の勉強会は今日が最後。
今年もいい仲間に恵まれていると感じた一年でした。感謝、感謝。