柏院予約

勉強会に行ってきました!

2016.12.19

昨日は(一社)北辰会関東支部二十周年記念講演に行ってきました。


場所は大田区大森にあります、東京衛生学園。


 


定員120名のところ、150名を超える方に来ていただきました。


いや~、ほんとすごかった。


本部の先生も10人以上来ていただき、それだけ北辰会内でも注目度が高いと実感しました。


 


さて、講義内容は午前中は竹下有先生による、「臓腑経絡学の最重要点 総合と総体」


題目がすでに難しそう…ですか?(笑)


今回の講義は重要な内容ですが、今まで聞いたことがなかった内容。


私は題目を聞いた時から楽しみでした!


 


内容は、代表が書いた臓腑経絡学の参考資料Ⅱにある4ページの解説。


東洋医学は”総合的”、西洋医学は”分析的”一見納得がいくようだけど、これは不条理だ。


”総合”とは”分析”を集めたもの。これでは両医学の”本質”を説明することは出来ない。


西洋医学は総合、東洋医学は総体と理解するべきだ。


っといったように「〇〇にはこのツボ」や「〇〇がポイント」といった内容ではなく、東洋医学の本質に迫る内容の解説。


一見、今日の講義を聞いたから何かが上手くなるとは思えません。


ですが、本当は全ての土台となる”思想・哲学・本質”といった内容。


東洋医学、鍼灸医学の背骨といったところでしょうか。


それを強化するための大きな材料を頂いた講義でした。


 


午後の前半は藤本蓮風代表による「20周年記念講演公開実技」


その場で会場から患者さんを選び、バッタバッタと鍼をして治していく圧巻の実技。


今回、サポートに入った松田蓮山先生との掛け合いも絶妙でした(笑)


私の印象に残っているのは、代表の…


 


「鍼一本でよくなる。この事実を信じれますか?」


 


午後の後半は藤本新風副代表の「蓮風鍼法講義」


北辰会の刺鍼技術である”蓮風鍼法”の講義。


この内容もただ鍼の種類を教えたり、刺し方を教えたりする内容ではありません。


鍼をする時に何を意識するか。どんな事を注意するか。


そんなことをご教授下さいました。


 


また鍼を刺すことは、身体を診察することの延長上にあるもの。


体表観察する技術があがることが、鍼を上手に、より効果的にすることになるとおっしゃっていました。


 


勉強会のあとは、懇親会。


50名を超える方がみえて大変盛り上がりました!


年内の勉強会は今日が最後。


今年もいい仲間に恵まれていると感じた一年でした。感謝、感謝。