
ここまでの話。
今回は土用の丑の日になぜウナギを食べるのかをご紹介。
1番有名で有力な説は、”平賀源内(ひらがげんない)”が発案した説です。
(色白イケメンの平賀先生)
平賀源内先生のお話をすると、長いので簡単にご紹介します。
絵に書いたような多才な方で、肩書が発明家、蘭学者、医者、本草学者…etc、多岐にわたります。
”エレキテル”という蓄電器を復元したことはあまりにも有名な話です。
この先生にウナギ屋の亭主が売り上げが落ちていることを相談。
その対策として、「本日丑の日」の貼紙をすることを提案したそうです。
この時代は丑の日に”う”から始まるものを食べると、夏負けしないと言われていました。
そこに目を付けての貼紙の提案だったそうです。
これはまさに”現代のCM”なんていわれたりしています(笑)
なぜ、夏の土用の丑の日限定なのか?となりますが、これも先ほどの話と関係があるそうです。
ウナギの旬は冬で、旬の時期をずれたウナギが売れずに困っていたから…と言われています。
(そんな簡単な理由でウナギを提案していないと思いますが、その話はまた今度)
夏の土用の丑の日にウナギを食べる風習を作った平賀源内先生。
ブーム(流行)に終わらず、風習にしてしまったのには脱帽です。