
先日の勉強会で少し盛り上がった話。
東洋医学では自然界の変化が身体に影響を与えると考えます。
気温、湿度や天気、季節、風の向きなど自然界の様々な変化の影響を受けています。
その自然界の変化の1つに二十四節気と月の満ち欠けがあります。
二十四節気とは、一年を24等分し、季節を表す名称を付けたもの。
現代社会ではあまり意識しないかもしれませんが、驚くほど現実を一致します。
先日の21日がちょうど夏至(げし)に当たる日。
夏至とは字のごとく、夏に至る日。もう夏ってことです。
夏の説明をするのも変ですが、暑く、汗をかき、水分が減って熱中症などが心配される季節。
個人差はあると思いますが、頭や背中など、特に上半身に汗をかきやすい方が多いのではないでしょうか。
暑くなり、身体の熱が増す。身体が陽に傾く。
暑くなり、汗として水を失う。身体の陰が減る。
そう考えるわけです。
そして、もう1つの新月について。
先日の24日が新月でした。
これは満月の逆で、月が欠けていきなくなる時を”新月”といいます。
東洋思想では太陽を陽、月を陰と考え、新月の時は”身体の中の陰が少なくなっている”と考えます。
夏至で、身体が陽に傾き。
新月で、身体の陰が減る。
これを言い換えると、バランスが崩れやすい時期と言えます。
え?そんなことで身体が変わるの?
と思うかもしれませんが、変わっているんです。
私も、先週末に診させていただいた方で、普段あまりしない経穴に鍼をした人が多かったです。
先週から、今週にかけて体調を崩した方。
それは夏至と新月の影響かもしれませんよ。
そんな方はぜひ鍼灸治療を受けて頂きたいです。