関東は昨日は寒く、今日はやや暖かい陽気となりました。
気温や湿度、寒暖差によって体調を崩すことがあることを実感している人はいると思いますが、東洋医学ではも体調を崩すきっかけになると考えます。
まず、大きく分けて実風と虚風というものがあります。
実風は季節に合った方角から吹いている風のことをさし、万物を成長させ、養うとされています。
実風は基本的に”よい風”なのですが、例えば春に気温上昇が普段より大きいと、それはそれで問題となり病因の1つになることもあります。
虚風は実風の逆の方向から吹く風をいい、この風は人を傷つけ、色々な害をもたらすとされています。
例えば、冬は北風が実風ですが、虚風の南風(暖かい風)が吹くことにより身体に熱が籠ったり、汗をかくことによって夜間の冷えが入りやすい状況を作ることがあります。
この季節というのが何を指すかというと暦になります。
春分は東からの風が実風で西からの風が虚風。
秋分は西からの風が実風となり、東からの風は虚風となります。
夏至は南からの風が実風、北からの風が虚風となり冬至はその逆となります。
さて、今日はどうでしょうか。
気象庁発表の府中の観測情報によると、午前中から南風や南東方面の風が15時ぐらいまで続いたようです。
日が落ちると寒さを感じるかもしれませんので十分注意して過ごしてください。