
今月7日、生後6ヶ月の男の子が乳児ボツリヌス症でお亡くなりになりました。
乳児ボツリヌス症での全国初の死亡例だったので、大きくニュースで取り上げられました。
他に、原因が蜂蜜というのも大きく取り上げられた理由の1つになると思います。
蜂蜜には健康的なイメージがある食品で、砂糖を使わず蜂蜜で甘味を足すかたも多いと思います。
少し年配の患者様に、子育てをしていた時に蜂蜜のことを気にしていたか伺ったところ、
『1,2度食べさせたことがあった。今思えば危なかった‼』
と言っていました。
日本では1987年10月に厚生省が各都道府県に対し1歳未満の乳児に対する蜂蜜の摂取を避けさせるよう指導することなどを通知しました。
ですから、それ以前の親は何となく与えていなかったのか。
自分の親から”あんま良くないよ”の理解で食べないようにしていたのか。
それ以外の理由あがったのかもしれません。
では…もっと昔は?
蜂蜜もボツリヌス菌も昔からハズ。
では、昔は蜂蜜をどう扱っていたのか。
『昔の医療は稚拙で呪い的だから、まったくわからず食べていたハズだ』
『西洋医学が導入する前の医療なんてあてにならないから、無知に食べていたハズだ』
そのような意見が一般的だと思います。(苦笑)
ですが、私はそうは思いません!
人間の身体の構造は何百年前から変わっていません。
”菌”としては理解してなくても、東洋医学・鍼灸医学の考え方でちゃんと理解していました。
ですから、蜂蜜に対しても一定の考え方があったハズと思い、色々調べてみました。
長くなったのでまた次回。