これまでの話。
銀閣寺にある建物と月の関係についてお話しました。
今回は銀閣寺にある池”錦鏡池(きんきょうち)”
(銀閣が池に映って綺麗ですね)
東向きに建ててある銀閣から、月が見えるのは昇り始めの少しの時間。
それ以降は、錦鏡池に映る月を見ていたと言われています。
”地位が高い人が座する屋内から月が見えるのは一瞬。
綿鏡池に映り、移ろう月を眺めることはできますが、
やがて水面の月も見えなくなります。
でもその後、二層へ上がり窓際の腰掛けに座って
眼下の綿鏡池を眺めると水面に映る美しい月。”
大森正夫教授 引用
平安時代の貴族は船の上で池に映る月を見ながら歌を詠んでいました。
直接見る月ではなく、水面に映る月に何か大きな意味があったのかもしれません。
このように銀閣寺は月と関係が深い建物。
関西に頻繁に行く機会があるので、修学旅行以来の銀閣寺見に行こうと思います。
月と銀閣寺終わり。