「朝、どうしても布団から起き上がれない」
「立ち上がろうとすると目の前が真っ暗になる。」
「午前中は完全に使い物にならない」
そんな経験、ありませんか?
経験してる本人はもちろんつらいし、周りも正直どう理解していいかわからない。
結果どうなるか。
「サボりじゃないの?」
「気合が足りないんだよ」
なんて心ない言葉をかけられたりして……。
いや、本人にしてみれば、気合でどうにかなるレベルじゃないワケです。
病院へ行けば「起立性調節障害(OD)」なんて診断名がつくこともあります。
西洋医学的には
「自律神経のバランスがね、ちょっと……」
「血圧調整がうまくいっていない」
と説明されるんですが、これ、患者さんからすると「で、どうすればいいの?」ってなりがちです。
ここで少し、視点を変えてみましょう。 実はこれ、東洋医学のレンズで見ると、めちゃくちゃ論理的な「体の悲鳴」だったりします。
一般的には「心の病気」とか「神経の乱れ」と思われがちですが、東洋医学的に言えば、もっと物理的な問題。
ズバリ、「体内のエネルギー生産ラインが大渋滞を起こしている状態」なんです。
・・・まあ、簡単に言うと「体がガス欠で、動きたくてもエンジンがかからない」ってことですね
東洋医学には「気(エネルギー)」と「血(栄養)」という考え方があります。 この2つが体を巡ることで、僕たちは元気に動けるワケですね。
特に思春期って、骨や筋肉が爆発的に成長する「人生最大級の繁忙期」じゃないですか。
この時期の体は、例えるなら「常にフル稼働の巨大工場」
つまり、朝起きられないのは「怠け」ではなく、体が自分を守るための「極めて正しい防衛反応」なんですよ。
もう1つの原因はストレスで“詰まる”
現代の思春期の子達にはさまざまなストレスの要因になる物があります。
・勉強
・進路
・人間関係
・SNS
・・・うん、そりゃ詰まるわ!(笑)
東洋医学では、ストレスがたまると 気の流れが止まると考えます。するとどうなるか。
・胃腸の動きが悪くなる
・起き上がるときに、動き出す力がたくさん必要
・睡眠の質が悪くなる
・・・全部つながってるんですよね(;゚Д゚)
じゃあ、どうすればいいのか?
東洋医学のアプローチは、薬で無理やり血圧を上げるのとは一味違います(*‘∀‘)
・生産ラインの再建(脾のケア): 胃腸を整えて、食べたものを効率よくエネルギーに変えられる体に作り直します。バッテリーをしっかり充電できる状態にするワケです。
・渋滞の解消: ストレスや不安で滞った「気の流れ」をスムーズにします。渋滞がなくなれば、夜の不眠や起立時の動悸も落ち着いてくる、というワケです。
不足を補い、滞りを流す。 このシンプルかつ理にかなった引き算と足し算が、回復への近道になります。
「起立性調節障害」というラベルを貼られると、出口のないトンネルにいる気分になりますよね。
でも、東洋医学はラベルを見ません。「今のあなたの体が、どうズレているか」を診ます。
「エネルギーが足りないだけ?」 「ストレスで頭に熱がのぼってる?」 「胃腸に水が溜まって体が重い?」
今の状態(証)に合わせて、鍼灸や漢方で微調整を繰り返していく。
これって、自分専用のナビゲーションシステムを手に入れるようなものなんです。
「よし、やってみよう!」と思ったあなたに、まずはハードルの低い実践的なアドバイスを。
1)お腹を冷やさない: 冷たい飲み物やアイスは、工場の電源を直接オフにするようなものです(笑)。できるだけ温かいものを。
2)スマホを置いて、目を閉じる: 朝起きられなくてもいいんです。夜、ブルーライトを避けて目を閉じるだけで、生命力の貯金の浪費を防げます。
3)ツボを活用する: 頭のてっぺんにある「百会(ひゃくえ)」を優しく押してみてください。下がりきったエネルギーを引き上げるスイッチになります。
結局のところ、体はいつだって「あなたを守ろ.」としてくれています。
今はちょっと、大人になるための「準備期間」としてお休みが必要なだけ。
焦らず、少しずつ、自分の体と仲直りしていきましょう。