
今日はひな祭り。
別名、桃の節句と言ったりします。
この季節に桃は取れませんがなんで桃なのか…調べてみました。
中国で桃は仙人が食べる物で仙果とされています。
この仙果には邪気を払い、不老長寿を得られる食べ物として親しまれています。
日本でも古事記に桃を投げつけることによって鬼女を退散させる話がでてきます。
日本人でイメージしやすいのは桃太郎。
魔よけ的な意味がある、桃から生まれた桃太郎が鬼を退治するのはあまりにも有名です。
東洋医学・鍼灸医学の立場から桃を考えると…
桃の種は漢方で桃仁(とうにん)といい良く用いられます。
内出血や生理痛など、身体に溜まった血を取り除く作用があります。
溜まった血は瘀血(おけつ)といい非常に厄介なもの。
色々な病の原因となるものです。
医療が発展する前。
病は憑き物や鬼の悪さと考えられていたので、この辺りにも関係があるのだと思います。
ひな祭りは、鬼などが寄り付かないようにするお祭り。
桃の節句の意味を知り、日本文化の深さを感じました。