
夕方の往診先に行くと日の長さを感じる季節になってきましたね!
先日とある記事を読んでいて知った言葉に『決断疲れ』という言葉ありました。
まったく知らなかったわけではありませんが…
”ジョブズが同じ服を着ているのは一日にできる決断の数が決まっているからそれを服選びでしない為”
ぐらいの都市伝説レベルでしか知りませんでが、ちゃんと大学の研究もあるようです。詳細はコチラ→『Wikipedia:決断疲れ』
さて、当院にいらっしゃる患者さんの多くは日々の生活の中で悩み、考えることが多くあります。
・何を食べたらいいのか?どれくらい食べたらいいのか?
・よく寝れないのはなんでなのか?枕を変えるならどれがいいのか?
・冷やすのがいいのか?温めるのがいいのか?
などなど、症状が苦しいために日々悩み、考え、試し、続けるのか、やめるのか。
ものすごい数の決断を求められながら生活をしているのだと思います。
そんな生活をしていると、決断疲れがたまっているのではないか?
そんな風に考えるようになりました。
決断付けれがたまると「衝動性」「回避」などを起こしやすくなるそうです。
「衝動性」は、誤った判断をしてしまうこと。
レジ前にある不必要な飴やチョコなどを買ってしまうなどがイメージしやすいと思います。
ダイエット中なのに買ってしまう。
(明日から始めればいっか!)
食べ過ぎると胃腸症状が悪化するのに食べてしまう。
(今日は大丈夫な気がする!!)
など、わかっているのに衝動に駆られて決定・決断をしてしまうこと。
決断疲れがあるから、考えることより欲求を優先してしまう状態ですね。
次に回避は、少しわかりにくいですが大きく3つに分かれると思います。
1)後回し
今、決断ができないので「後回し」にして先延ばしにし、回避する。
2)優柔不断
どちらがいいか決めきれず、時間がかかってしまう。一種の回避状態。
3)無意識での選択
本来なら一度立ち止まって考え、決断が求められる場面であっても決断疲れしているので無意識的にいつもの行動をしてしまう。
例えば、帰宅後気が付いたらぼーっとテレビを見たり、YouTubeを見ているなど。
本当なら早く寝る準備をした方がいいのに、いつの間にかいつもの行動をしてしまう。
上記のようなことが多々起きる場合は、『決断疲れ』を起こしているのかもしれません。
謝った選択をした時に、「自分が怠惰で…自分が甘いから…」ではなく、『決断疲れ』という状態に陥っているからよくない選択をしていることもあるのかと思います。
生活を工夫しルーテインや事前の計画をするなど、少し違った角度で生活をしてみるといいかもしれませんね!