明日は”こどもの日”です。
こどもの日には”菖蒲湯(しょうぶゆ)”に入る風習があります。
風習には古人の知恵が詰まっています。
まず、”菖蒲”は漢方に使われています。
効能を簡単に説明すると、
「身体の君主・王様である心の臓を守りつつ、余分な水分が溜まらないよう胃腸の状態を整える」
このような効能です。
この時期に”菖蒲湯”は実に理にかなっているのです。
これから気候は梅雨に向かっていきます。
自然界の湿気が増すと、身体の湿気も増す。
これは東洋医学の根幹である”天人合一思想”です。
それを予防するために”菖蒲湯”に入る。
”菖蒲湯”の風習は奈良平安時代に伝わってきたいわれています。
今から約1300年前。
伝統的な風習と伝統的な東洋・鍼灸医学。
いい伝統は残ってほしいですね。