貝原益軒(かいばらえきけん)の養生訓から引用。
医術は、ひろく書を考へざれば、事をしらず。精しく理をきはめざれば、道を明らめがたし。
博(ひろき)と精(くわしき)とは医を学ぶの要なり。
医を学ぶ人は、初より大に志ざし、博くしてまた精しかるべし。
二ながら備はらずんばあるべからず。志小きに、心あらくすべからず。
医術は沢山の本を読んで考えなければ理解できない。細かいとこまで詳しく知らないと理解したとはいえない。
博識さと緻密さが医術を学ぶ要である。
医術を学ぶ人ははじめから志を大きく、ひろく、緻密であるべき。
これがないとダメ。志が小さく、いい加減にしてはいけない。
by佐藤意訳
身が引き締まる言葉。
少しのことを知って、理解したと勘違いしてはいけません。