
8月29日に行われました、(一社)北辰会エキスパートコース ライブ配信を見ました!!
(ブログにはしてませんが、8月限定配信の臨床各論・運動器疾患と会員限定の古典ライブも見ましたよ!)
講義内容は「起きられない子供たち」という表題で、医師の竹本先生が講義して下さいました!
竹本先生は、医師でありながら漢方を処方し臨床をしている先生で、鍼灸を併用して実践している先生です。
この「起きられない子供たち」というのは、起立性調節障害(OD)という疾患についての講義でした。
ODの詳細についてはコチラを参考にしてください。
簡単に特徴を説明すると…
1)思春期に好発する自律神経機能不全の1つ。
2)たちくらみ、失神、朝起きれない、倦怠感、動悸、頭痛などの症状がでる。
3)心理社会的ストレスが関与する。
という疾患です。
夕方になると途端に外出ができたりするので学校に行きたくなくてサボっているような感じの症状の出方をします。
周りの大人の理解が乏しくて、子供をせめてしまうこともあるので注意が必要な疾患です。
起立性調節障害で困って来院した方は十数名いますが、良くなる子もいれば、なかなか効果がでなかった例もあるので非常に楽しみにしていました。
竹本先生は今回、起立性調節障害をわかりやすくするために、山本巌先生の分類である『ヒバリ型とフクロウ型』を紹介し、その2パターンの症例について解説してくださいました。
その中で効果的だった漢方を紹介し、なんでその漢方が効果的なのかを論理的に解説。
鍼灸師は漢方を処方できないので勉強する意味がないのでは?と思うかもしれませんが、同じ東洋医学の理論で処方される漢方です。
そこに効果がある、効果がないということは鍼灸をするにあたって非常に重要な情報になります。
今回の竹本先生のお話を聞き、私が診たODでよくできなかった人に対してもっと効果を上げれる可能性があったと思いました。
とても勉強になる講義でした!!!