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身体の水の流れと水邪・湿邪 その1

2016.03.31

先日、お世話になっている先生と”湿邪”の治すことの難しさを話していると…


ちゃんと課題となる患者さんが表れるものです。


 


私の忘却録と共に、少しかみ砕いて”身体の水の流れと水邪・湿邪”についてお話します。


 


まず、水邪・湿邪にはどこから来るのか。


それは身体の中にある”水”が上手に排出できずに余分になっていくと”邪”になっていきます。


一部分に溜まると”水邪”になり、その”水邪”がそこに停滞し続けると”湿邪”となります。


”湿邪”は”水邪”と異なり、粘りがあるのが特徴になります。


 


”水邪・湿邪”は症状としてどのように表れるのか。


わかりやすいのは浮腫。これは一部分で水の流れが悪くなっている状態。


痰や鼻水など粘りがある水分として表れることがありま。


他に余分な水があるから身体を重ダルく感じたり、


粘りがある水が多くなると通りが悪くなり、必要な物が通らなくなり頭がボーッとしたりします。


また、身体の水が多くなるわけですから冷え症の原因になったりもします。


 


ですから、


『1日〇リットルの水を飲みましょう!』


という健康法がありますが、正常に水を処理できる人はいいです。


処理できない人は”水邪・湿邪”となって身体を蝕む原因になることもあるんです。