
年末にやっていた番組に面白いものがありました。
それは、野球チームの楽天がトレーニングにVRを導入しているっといった番組。
…VRがわからない(笑)
VRとはバーチャルリアリティー(仮想空間)の略称。
ゴーグルをつけ、そこに見える映像が現実のように見える…らしいです。
私もやってみた経験はありませんが、親戚がVRゲームをして「マジすご~い!」とはしゃいでいました。
楽天はさすがIT企業。
この新しい技術を活かしてバッティングの練習をしていました。
仮想空間では本物そっくりの投手が、
本物そっくりの球筋
本物そっくりのタイミングで投げてきます。
練習したい相手、球種、コースを設定し何球でも練習できる。
これかなり優位になるそうです。
で、私が面白いと思ったのが。
「バッターボックスから見える、ピッチャーが仮想空間だと小さく見える」
そう、プロ野球の選手がいうと。
「仮想空間では計算して大きさを調整しているので間違えないハズ」
と、技術者が言い返す。
この計算での大きさと、実際に見える大きさの違い。
番組では、技術者が実物と仮想空間の2つを体感して、自分たちの過ちを認めていました。
この感覚の違い。
私は、ピッチャーに注目がいくと大きく感じるんではないかと考えました。
鍼灸臨床の場でもあること。
反応に注目する。知識として反応が出やすい場所が頭に入っている。
このようなことで経穴(ツボ)の反応を見落としたり、違く診えてしまいます。
人間の感覚が計算だけでは測りきれないこともある。
いや、計算だけでの世界では一部分しか示せず、完ぺきではない。
西洋医学の診立て、治し方が完ぺきなのでしょうか。
私は1つの診立て、治し方を提供しているに過ぎないと感じます。
そう感じた年末の番組でした。