10月も末になり、秋を振り返ったとき「食べ過ぎたけど食欲の秋だから仕方なかった!」と自分に言い聞かせていませんか?
実は、ここで「空腹の秋」と言わないのがポイント!(笑)
食欲とは「食べたい」という欲求のこと。
お腹が満たされていても「まだ食べたい!」とか「いっぱい食べたのに、まだ食べられる!」と食欲が暴走してしまった人も多いのではないでしょうか?
東洋医学の視点でこの状態を解説すると、それは『胃に熱がこもっている』状態です。
胃に熱が過剰にあると、消化をどんどん進めたい気持ちになり、満腹でもさらに食べたくなります。
食べることで一時的に熱が鎮まりますが、その結果、胃腸に大量の消化・吸収作業が残り負担をかけてしまいます。
胃腸がしっかりとこの作業をこなそうしますが、追いつかなくなると「湿邪(しつじゃ)」という病理物質が作られます。
この湿邪は鼻水や痰などに似た物質で、だるさや疲労感を起こしたり、さらには気分が落ち込みやすくなります。
また、気圧の変化や雨天に頭痛などの様々な症状が起きやすくなったりもします。
※秋うつに似た症状かもしれませんね(‘ω’)
では、なぜ胃に熱がこもってしまうのでしょうか。
その原因の一つがストレスです。
嫌なことや我慢が続くとイライラや怒り身体に熱が生まれます。
感情をだして発散できたら問題はありませんが、発散できない場合その熱は身体にこもり、行き着く先が「胃」になると食欲として爆発してしまうのです。
そこで食べ過ぎてしまうことの対策として…
・ストレスをためないようにしましょう!
・食べることで発散するのではなく、運動など別の方法でストレスを発散しましょう!!
となりますが、この2つを実践できる人は少ないです。
※患者さんに提案してもできないし、私もできない(-_-;)
なので、このような提案もしています!!
・食べる前に本当に食べる必要があるか考えて(立ち止まって)みましょう。
・食べるものを工夫する。
この2つを意識するだけでも効果があります。
1つ目の「立ち止まる」を実践すると、軽い欲求なら食べずに我慢できる。
2つ目の具体的に何を食べたらいいかというと、ゆで卵や温野菜、サラダなど。
食べたいという欲求(量)ではなく、少し食べてみると意外と満たされることもあるので、ゆで卵1つ食べるとかが意外と有効だったりします。
ぜひ試してみてください!