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ジェンナーの種痘

2021.02.11

もう今年の1カ月が終わってしまい、もう2月も中旬。

この調子だと残りの11カ月も一瞬のうちに終わりそうだと焦っているのは私だけでしょうか。笑

 

さて。

新型コロナウイルスのワクチン接種が海外では始まり、日本も2月下旬から始まるような報道が流れていますね。

このウイルスは高齢者・基礎疾患がある人の死亡率が高いので、医療従事者の後にはリスクが高い方から順次摂取するようです。

皆さんご存知だと思いますが、この順番には色々な意見があって…

 

・新型コロナウイルスで死にたくないから早く接種できて嬉しい派

・どんな反作用があるかわからない中、早めに接種するのは人体実験のようだから嫌だ派

 

大きく分けてこの2つになると思います!

(細かく分けると、慎重派や陰謀論みたいな話もあったりしますよね)

 

実際、一番最初の接種する医療関係者の中でも「正直、打ちたくない…」という声も聞いたりします。

こんなリアクションになるのは、新しいワクチンだから信用できない!っていうわけでもないんです。

肌間では感じてましたが、

元々日本人はワクチンに対して抵抗感があるようです。

日本vs世界のワクチン事情

 

そんな国民性にさらにmRNAワクチンという新しいワクチンで、臨床実績もまだ少ないものですから仕方ないのかもしません。

 

まったく個人的な意見ですが、

『人間』という大きな分け方でワクチンが安全で効果があるものと証明されているとは思います。

ですが、欧米人と日本人をまったく同じ『人間』とまとめるのが正当とは思えません!

(この感覚って私だけでないハズ!!笑)

 

体格は異なる生物と思うぐらい違うと思っています!

(医療従事者としてはまずい発言ですね。笑)

 ワクチン忌避 - Wikipedia

今回の題名になっているジェンナーの種痘という風刺画をご紹介します。

 

これは1802年に発表されたジェームズ・ギルレイの作品で、ジェンナーが発見した牛痘に対しての風刺画です。

天然痘の予防目的で比較的有害作用の少ない牛痘を接種させたのですが、当時は牛痘を接種することで『牛』になるというよう噂があったそうです。

現代の私たちがこの絵をみると、「そんなことはあり得ない!(笑)」と思いますが、新しい技術を受け入れるときに不安な感情から色々な噂がでることは仕方ないのかもしれません。

 

新しいワクチンに対しても同じように拒否反応がでるとは思いますが、冷静にこれからの情報を見聞きし判断するしかありませんね!

また現代の私たちがこの絵を見て感じたように、200年後の人類は”今の人類”が新しいワクチンに不安がっていたことを知ったときに…

 

「そんなことはあり得ない!(笑)」

 

っとなっているかもしれません!

 

それぐらい西洋医学はコロッと変わってしまうという印象です。

※実際、牛痘ワクチンは偶然免疫ができたものだったと証明されています。(Wikipedia引用 こちら)

 

私の意見としては、

 

①ワクチンは現時点では効果的だと思う。(エビデンスがある)

②効果的なエビデンスはあるけど、アジア人や日本人にも当てはまるか不安(西洋人と比べられても…)

③きっとワクチン接種が始まったら反作用の話がでるであろう。(慌てずに冷静に情報を判断)

④身体を整えておいて少々の不調があっても自力で持ち直す体にしておく(結局これが最強)

 

といった感じです。