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夏至と新月

2017.06.27

先日の勉強会で少し盛り上がった話。

 

東洋医学では自然界の変化が身体に影響を与えると考えます。

気温、湿度や天気、季節、風の向きなど自然界の様々な変化の影響を受けています。

その自然界の変化の1つに二十四節気と月の満ち欠けがあります。

 

二十四節気とは、一年を24等分し、季節を表す名称を付けたもの。

現代社会ではあまり意識しないかもしれませんが、驚くほど現実を一致します。

先日の21日がちょうど夏至(げし)に当たる日。

夏至とは字のごとく、夏に至る日。もう夏ってことです。

 

夏の説明をするのも変ですが、暑く、汗をかき、水分が減って熱中症などが心配される季節。

個人差はあると思いますが、頭や背中など、特に上半身に汗をかきやすい方が多いのではないでしょうか。

暑くなり、身体の熱が増す。身体が陽に傾く。

暑くなり、汗として水を失う。身体の陰が減る。

そう考えるわけです。

 

そして、もう1つの新月について。

先日の24日が新月でした。

これは満月の逆で、月が欠けていきなくなる時を”新月”といいます。

東洋思想では太陽を陽、月を陰と考え、新月の時は”身体の中の陰が少なくなっている”と考えます。

 

夏至で、身体が陽に傾き。

新月で、身体の陰が減る。

これを言い換えると、バランスが崩れやすい時期と言えます。

 

え?そんなことで身体が変わるの?

と思うかもしれませんが、変わっているんです。

私も、先週末に診させていただいた方で、普段あまりしない経穴に鍼をした人が多かったです。

 

先週から、今週にかけて体調を崩した方。

それは夏至と新月の影響かもしれませんよ。

そんな方はぜひ鍼灸治療を受けて頂きたいです。