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菖蒲湯がもっと評価されるべき理由

2015.05.04

明日は”こどもの日”です。

こどもの日には”菖蒲湯(しょうぶゆ)”に入る風習があります。

風習には古人の知恵が詰まっています。

 

まず、”菖蒲”は漢方に使われています。

効能を簡単に説明すると、

 

「身体の君主・王様である心の臓を守りつつ、余分な水分が溜まらないよう胃腸の状態を整える」

 

このような効能です。

この時期に”菖蒲湯”は実に理にかなっているのです。

 

これから気候は梅雨に向かっていきます。

自然界の湿気が増すと、身体の湿気も増す。

これは東洋医学の根幹である”天人合一思想”です。

天人合一 天人合一②

 

それを予防するために”菖蒲湯”に入る。

”菖蒲湯”の風習は奈良平安時代に伝わってきたいわれています。

今から約1300年前。

伝統的な風習と伝統的な東洋・鍼灸医学。

いい伝統は残ってほしいですね。