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野球のトレーニングにVR参入。感覚は計算を超える。

2017.01.11

年末にやっていた番組に面白いものがありました。

それは、野球チームの楽天がトレーニングにVRを導入しているっといった番組。

 

…VRがわからない(笑)

VRとはバーチャルリアリティー(仮想空間)の略称。

ゴーグルをつけ、そこに見える映像が現実のように見える…らしいです。

私もやってみた経験はありませんが、親戚がVRゲームをして「マジすご~い!」とはしゃいでいました。

 

楽天はさすがIT企業。

この新しい技術を活かしてバッティングの練習をしていました。

仮想空間では本物そっくりの投手が、

本物そっくりの球筋

本物そっくりのタイミングで投げてきます。

練習したい相手、球種、コースを設定し何球でも練習できる。

これかなり優位になるそうです。

 

で、私が面白いと思ったのが。

「バッターボックスから見える、ピッチャーが仮想空間だと小さく見える」

そう、プロ野球の選手がいうと。

「仮想空間では計算して大きさを調整しているので間違えないハズ」

と、技術者が言い返す。

この計算での大きさと、実際に見える大きさの違い。

 

番組では、技術者が実物と仮想空間の2つを体感して、自分たちの過ちを認めていました。

 

この感覚の違い。

私は、ピッチャーに注目がいくと大きく感じるんではないかと考えました。

鍼灸臨床の場でもあること。

反応に注目する。知識として反応が出やすい場所が頭に入っている。

このようなことで経穴(ツボ)の反応を見落としたり、違く診えてしまいます。

 

人間の感覚が計算だけでは測りきれないこともある。

いや、計算だけでの世界では一部分しか示せず、完ぺきではない。

西洋医学の診立て、治し方が完ぺきなのでしょうか。

私は1つの診立て、治し方を提供しているに過ぎないと感じます。

 

そう感じた年末の番組でした。