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鍼灸治療においての”戦略と戦術” その1

2017.05.17

人間が病気になると、

 

病気(邪気) VS 自己治癒(正気)

 戦争のイラスト

この2者による戦いが始まります。

厳密には”邪気”は敵ではないのですが、そう説明した方がわかりやすい面があるので今回はそう表現します。

 

治療において”戦略と戦術”が非常に大切です。

この”戦略と戦術”はもともと軍事用語ですが、先ほどお話しした通り”戦い”ですので治療においてもこの2つを練っておくことが重要です。

まず、”戦略と戦術”の言葉の意味についてですが、

 

戦略:戦いに勝つために兵力を総合的・効果的に運用する方法で、大局的・長期的な視点で策定する計画手段。

戦術:戦いに勝つための戦地で兵士の動かし方など、実行上の方策のこと

 

 となっています。

『鍼灸といったら、肩こり、腰痛。そんなのに偉そうに戦略や戦術なんてかっこつけて』

 っと思う人もいるかもしれません。

ですが、真剣に、真面目に治そうと思ったら”戦略と戦術”がなければいけないと思っています。

でないと、鍼灸治療をして治らなかった時に、「なぜ治らなかったのか」と向き合えません。

 

ましてや、難しい病になった時。

より綿密な戦略と戦術が必要になってきます。

そのことを私も実体験として痛い目にあい、まさに痛感しているところであります。

 

では、鍼灸治療においての”戦略と戦術”ってなに?

…長くなったので次回に続きます。