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風邪の予防

2021.11.30

ここ数日で関東地方は急に寒くなりました。

今日みたいに青空が広がる日でも空気は冷たく、身を切るような感覚になりますね!

こんな気候だと非常に風邪をひきやすくなるので、今回は「こんな兆候があったら要注意!」といった3つのポイントをお話したいと思います。

 

まず、東洋医学では冬の風邪は『寒邪(かんじゃ)』という冷えが関与することが多いと考えます。

(冷えの風邪の他に、温病という熱の風邪や湿気が関わる風邪などもあったりします!)

 

寒邪の特徴として…

・体の熱を奪う

寒邪は冷えの病ですから、体の熱を奪います。

そうすると、寒気(さむけ)がしたりほかの人が寒がってなくても寒い感じがします。

 

・体の下から襲ってくる

暖気は上にのぼり寒気は下に溜まっていくよう、寒邪は体の下から襲ってきます。

『底冷え』の意味が「芯まで冷える」ってところに良く表れていますね!

 

・凝滞性がある

寒いとゾクッとして縮こまることありますよね!?

そのように寒邪には、縮こませたり、引きしめる作用があります。

その結果、関節や筋肉の動きが悪くなることがあります。

寝起きの寝違えは、寝ている間に寒邪によって筋肉が冷えて起こることも多々あります。

(寝違えは筋肉の炎症!と考えてアイシングをすることで悪化を経験した人もいるハズ!!)

 

寒邪にはこのような特徴があるので、生活の中で注意したい3つのポイントを紹介します!

 

1)足が冷える

元々冷えている人も問題ですが、普段感じない人が感じたら要注意!

なので、足元を常に暖かくしておくことで予防になります。

 

2)小便が近くなる

水分摂取量が多いとたくさん出るのは当たりまえですが、普段と変わらない量なのにトイレが近い。

そんな時は下半身が冷えている可能性があります。

 

3)暖房が効いてるところで異常に顔が熱い

 暖気は上に溜まる特徴があるので、顔が熱くなりやすいのですが、周りと比べて異常の時は注意が必要です。

そうなっている時は、上半身に熱があるために下半身の熱が不足し、冷えが入りやすい状況だったりします。

その時は、暖房を弱めたり、歩くなどして熱を下に降ろすことをしてあげてください。

 

ザックリ・簡単にですがまとめさせていただきました!

よく聞く風邪の予防は『手洗い・うがい・規則正しい生活』だと思います。

東洋医学の話で聞く話だと『5つの首(首・左右の手首・左右の足首)を冷やさない』とかあると思います。

今回紹介させていただいたことは、風邪になりにくい”体質”に注目したもので、イメージでいうと”風邪をひく2歩前”の予防の話。

 

 このようなことに注意して生活すると風邪の予防になるのでぜひ試してみてください!