
先日、タワーホール船堀で行われた、第47回日本伝統鍼灸学会学術大会に行ってきました!
学会は、様々な会の先生の症例や研究についてお話を聞ける貴重な機会です。
今回もいつもと違う視点を持つことが出来ました!
普段北辰会ではあまり使わない経穴で治療をしていたり、
診察の方法として、あまり重要視しない所を論の根拠にしていたり、
そのような事を聞いていると、「なんでかな?」という疑問が生まれてとても勉強になります。
今回は子宮腺筋症方の出血が止まらす、頚部のに施術したら出血が一時的に増し、その後症状がなくなった症例がありました。
この先生は積聚治療 をし、外傷の治療をして頚部に治療をしたそうですが、北辰会では頚部に治療をすることはほぼありません。
東洋医学的に頚部がどのような意味があるのか、その経穴がどのような作用があるのか、どんな影響があったと考えられるのか。
そこから、今回の子宮腺筋症がどのようなタイプのものだったのか。
そのように考えていくことが大変勉強になります。
特別対談の「脉診と経絡治療について」もとても勉強になりましたね。
日本鍼灸研究会代表の篠原孝市先生と経絡治療学会の浦山久嗣先生の対談でしたが、白熱した対談でしたね。
先生の意見に違いはありましたが、
「この医学を伝えていきたい!」
という熱い気持ちは同じで、その方法が大きく違うのかな?といった印象を受けました。
東洋医学を『医学』と本気で考えるなら、西洋医学生のように最低でも6年間は勉強する!
といった覚悟は必要ではないかな?と思いましたね!