
明日は中秋の名月ですね!
秋の月が美しく感じるのは、高さと空気の綺麗さがあるようです。
春秋は高さが丁度よく、秋は春に比べ湿度と空気中の埃が少なく空気が澄んで綺麗に見えるようです。
収穫の祝いとして行われる月見ですが、秋の月には悲しさを感じる面も。
古今和歌集にはこんな歌があります。
「月見れば千々に物こそ悲しけれ 我が身ひとつの秋にはあらねど」(大江千里)
哀愁の愁の字は、秋の下に心と書いてあるように、今も昔も秋は悲しみを感じる季節のようです。
それは、植物が枯れていく様子や空気が冷たくなり心細くなるのか。
理由は色々あるのかもしれませんが、そういうものと思うのが一番いいと思っています。
「食欲の秋」「スポーツの秋」「紅葉の秋」など様々ありますが、「悲しみの秋」もそれに加え、悲しみを感じその感情から自分を見つめなおすいい機会にしてみてはいかがでしょうか。