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暑さと東洋医学 その5

2018.07.27

ここまでの話。

暑さと東洋医学 その1

暑さと東洋医学 その2

暑さと東洋医学 その3

暑さと東洋医学 その4

 

この記事を書き始めたら、台風が直角に曲がり明日は上陸の予定です。(笑)

そんなことには負けずに書いていきます‼

前回は色々と細かいこと書きましたが伝えたいことは、

 

「暑いから色々な症状がでる」

というところで止まるのではなく、

状態+条件で色々な症状がでたり、症状の軽重が決まるということを理解してもらえたらと思います。

 

今回は難し話はやめて、前回紹介した『皮膚が緩み、腠理が開く』という特徴について少し掘り進めたいと思います。

身体の熱を逃がすために腠理(汗腺)が開き、汗をだすわけです。

これは言い換えると、門や扉が開いている状態であり、侵入しやすいとも言えます。

こんな時に急に気温が下がる、またはエアコンで冷えてしまうとどうなるのか。

門が開いているので簡単に侵入し、普段より強く冷えの影響を受けてしまう、感じてしまうのです。

患者さんと

「今日は30度だから涼しいですね~。」

という奇妙な会話が交わされるのも、このせいです。

また、普段から大量に汗をかいてるせいで『気』の不足が若干ある為に、余計に冷えを感じてしまうこともあります。

 

なのでこの時期、急に温度が下がる日はとても注意が必要。

明日の東京の最低気温は21度。

今晩は冷えに注意して寝て下さい。