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三因制宜(さんいんせいぎ) その3

2017.07.14

ここまでの話。

三因制宜その1

三因制宜その2

 

前回は”時”についてでした。

今回は”地”について。因地制宜(いんちせいぎ)について。

 

これは土地、地域環境が異なると、受ける影響が異なり、それによって治療方法も変わるということ。

例えば、東京の大都会と自然が溢れる地域。

普通に生活をしていても、受けている影響が違います。

自然が溢れる場所に行けば、空気が美味しく晴れやかな気持ちに。

大都会にいると、目新しいものや便利さに驚く。

 

また、夏に気温が上がる熊谷市と軽井沢。

同じ夏でも気温や湿度が異なり、熊谷では暑さに負けそうになり、軽井沢では肌寒いと感じると思います。

このように”地”が異なるだけで受ける影響が異なり、その”地”において過ごしやすい身体適応するようになっています。

 

ですから、同じ夏に”発熱”という症状がでた時。

熊谷では暑さが中心の邪をまず疑い。

軽井沢では冷えが中心の邪をまず疑う。

暑さと冷えと現認が異なれば、もちろん治し方も変わってくる。

 

このように”地”について考えて治ベストの治療を組み立てていきます。

次回は”因人制宜”について。