
ここまでの話。
前回は西洋医学は「定量的な分析をし正常と異常を分ける」という話でした。
西洋医学は1つの病に様々な”定量的な分析”をかけ診断を確定していきます。
ですから、理論的には”その”診断が正しくなります。
現代の日本の医学を支えている西洋医学。
このやり方で患者さんを診て一定の成果をだしています。
成果があるから、今もなお支持されているわけです。
ですがこのやり方の盲点は、
「定量的な分析から漏れてしまう場合がある」
ということだと思います。
この分析から漏れてしまった場合には、
「異常がありません」
「薬・手術をしても全く効果がない」
といったことになってしまうわけです。
このような方はどの病院に行っても症状が改善せずに悩み続けてしまうわけです。
なので西洋医学に限界を感じ、鍼灸院等に訪れる。
我々鍼灸師はそのような方の受け皿になっているわけです。