ここまでの話。
お彼岸の話の最後に暑さ寒さも彼岸までに絡めてお話しします。
元々『彼岸』は到達するべき場所で、今は『此岸』にいるお話はしました。
その『彼岸』と『此岸』の間には白道(びゃくどう)という道があるとされていま
これは二河白道(にがびゃくどう)という絵。
左奥が『彼岸』、右手前が『此岸』です。
その間には白道(びゃくどう)という白い道があります。
それを挟むようにして、火の河と水の河。
火の河は怒りや憎しみを、水の河は欲や執着の心とされています。
それらを全て断ち切り彼岸へと進んで行くと『彼岸』に到達するわけです。
火の河、水の河を乗り越えて彼岸に行く。
彼岸に到達すると火の河、水の河の影響を受けない。
だから、「暑さ寒さも彼岸まで」
と言われているのかもしれません。
お彼岸の話、終わり。