
ここまでの話。
前回は”土用”についての話でした。
今回はもう1つの謎の言葉”丑の日”についてです。
この”丑”、「子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)…」の十二支の”丑”です。
一般的には年を数える時に使いますが、それだけではありません。
他に方角や、月、時間などを数えるのにも使われます。
この十二支は東洋医学・鍼灸医学と関係が深く、十二個ある臓腑(内臓)に十二支が振り分けられています。
問診で…
私「症状が強く出るのはいつですか?」
患「夜中にひどいんです。」
私「…具体的に何時ぐらいですか?」
患「夜中の…2時前後です。」
と、お尋ねするのは時間と十二支、臓腑が大きく関係するからなんです。
この時間が症状をとる大きなヒントになることがあるので、嫌な顔されても聞いていきます(笑)
…話がズレましたが、
12日周期で変わる十二支が約18日間(土用)の間にある”丑の日”。
だから2回の”土用の丑の日”があることもあります。
まさに今年が7月24日と8月5日の2回ある年になっています。
次回は”土用の丑の日”=うなぎの仕掛け人について。