‘技術’について。
どんな仕事をしていても常に付きまとうことです。
私自身、常に‘技術’の向上に努めています。
私の生業である鍼灸治療は‘技術’の集合によって成り立っています。
‘技術’を向上しようとした時、正しい理解が大切。
私は‘機械的技術’と‘適応的技術’にわけて考えています。
‘機械的技術’とはルーティーン的な技術。
料理人が基本に沿った包丁使いで、レシピ通りの料理。
これを上達していけば、素早く的確にできるようになっていきます。
‘適応的技術’とは状況、環境に合わせる技術。
その日の天候・気温によって火加減を変えたり、お客さんが老人なら噛みやすいように隠し包丁を入れる。
その場、その時に合わせて変えていく技術。
‘技術向上’を目指した時、どちらの‘技術’が足りないのか?
それが間違っていると、なかなか向上してきません。
その見極めが大切。