先日、患者さんから聞かれた話ですが…
知り合いの人で、普段は甘いもの食べないのに急に食べたいから買いに行くの付き合ってほしい!
といわれたのですが、どんな時に食べたくなるんですかね?
と聞かれました。
そこでは簡単にお答えしたのですが、少しまとめてみたいと思います。
東洋医学では、甘味はこのように作用すると考えられています。
・衰えを補養する。
・緊張を緩め、痛みをとる。
・身体気血の虚に対して有益。
・過食すると弛緩作用が過剰になり、体がだるくなる。
※参照:中医栄養学
このような作用があるとされています。
ポイントは衰えを補い、緊張を緩める、過食すると緩みすぎて体がだるくなること。
ストレスが溜まったり、疲労がたまると食べたくなるといいますが、このような点が作用していると考えられますね。
また、参考にした本には消化器系の調子が悪い場合に、甘味を利用する例として
モチ米にナツメを加えた粥を与えるが、これはモチ米とナツメがともに甘味の食べ物である上に、加熱によって温性が加わり、よく補益し、温めて消化器の冷えを治す。
と、このような記載もあります。
2つめのポイントは、東洋医学の甘味はモチ米やナツメなどのマイルドな甘味を意味することが多い点です。
私たちは甘い物と考えると、砂糖やチョコレートを思い浮かべますが東洋医学のいう甘味とはもう少し刺激がマイルドなほんのりとした甘み。
なので、私たちがイメージする甘い物は過剰になっているかもしれという認識は大切かもしれません。
甘い物を食べたい!!というのは、身体からの声の1つです。
この声を参考にして、自分の生活を調整してみてください!