ここまでのお話。
前回は西洋医学の立場での柿の効能でした。
今回は東洋医学的な立場からご紹介。
潤肺止咳血(じゅんはいしがいけつ)
清熱止渇(せいねつしかつ)
※東方栄養新書 引用
この漢字の羅列わかりにくいですよね(苦笑)
簡単に説明します!
まず、秋は東洋医学では乾燥の時期と考えます。
乾燥し、水が少なくなると…火(熱)が強くなると考えます。
その乾燥や熱が咳や喉痛、酷くなると出血すると考えるのです。
ですから…
”肺を潤し(潤肺)、熱を清し(清熱)、乾燥や咳、出血を止める”
バクっとそんな意味です。(笑)
柿を食べると身体にそのような作用があります。
また、潤す・清すが過ぎると水が多くなり、熱が少なくなってきます。
ですから、柿を食べすぎたり体質によっては、身体が浮腫んだり、冷えたりしてきます。
医者いらずの”柿”も取りすぎると危ない一面もあります。
旬の柿、美味しいけどほどほどに。