
ここまでのお話。
これまでお話したように身体の水の流れには”脾・肺・腎”の3つが大きく関わります。
ですから、この3つのどれかに異常があると”水邪・湿邪”の病が発生。
むくみ、鼻水、痰などなどの症状に襲われるわけですね。
それを良くするには、どの内臓がどれだけ傷んでいるかを知る必要があります。
これがどれだけ明確化であるかで”水邪・湿邪”の病の治り方が変わってきます。
どんな病でも同じです。原因がわからないと良くなりません。
ですが、東洋医学の良い所(悪い所?)にぼんやりした状態でも一定の効果がでちゃったりします。
それに満足してしまう鍼灸師がいたりもします(苦笑)
でも、私の経験上”水邪・湿邪”の病は違います。
きっちり原因がわかっていないと、全く効果が出ないことが。
また、直後に効果があっても時間の経過の中で戻ってしまうことがあります。
これは根本的な治療が出来てないからです。
どの内臓がどれだけ傷んでいるかを知るには何が必要か?
それはそれぞれの特徴を知ること。
次回からそれぞれの内臓の特徴をお話します。