
私事ですが、完全に風邪をひきました。(苦笑)
今は咳と痰の症状が治りきりません。
患者さまにはご迷惑をおかけしています。<(‗ ‗)>
ですが、私なりには収穫もありました。
風邪っといっても人によって様々な症状がでます。
発熱する人、咳がでる人、お腹を壊す人、頭が痛くなる人…etc
なんで人によって症状が異なるのか。
もちろん受ける風邪の種類にもよります。
(東洋医学では大きく分けて風寒と風熱の2種類に分けられます)
この他の要因として東洋医学、鍼灸医学では”それぞれの体質素因”によると考えます。
それまでどんな生活をしていた人か。
それが症状に大きく関わると考えています。
風邪になる前の私は、寝不足と飲食が乱れていました。
そして、咳と痰が残るのはある意味必然かもしれません。
今回体験として面白かったのは、咳をした時に涙が溢れ、その涙がややとろみがありました。
金元四大家の一人。張従正(ちょうじゅうせい)のいう吐法の1つに”追涙”があります。
涙によって”邪”を排出する。
鼻水、痰だけでは出し切れない程の”余分な水”を溜め込んでいたっていたことです。
お恥ずかしい限りです。
まぁこのように風邪をひくことで、今まで溜まっていたものが出ていく側面もあったりします。
野口晴哉(のぐちはるちか)先生の本に『風邪の効用』という本があります。
次回はその本について紹介します。