
とある患者さんとの出来事。
その患者さんは全身に色々な症状があり、
その時一番つらい症状に対して治療をしていきます。
ある時珍しく2週間程、食欲がない、お腹が張る、便秘傾向など胃腸症状を訴えました。
胃腸症状を中心に治療をしますがあまり反応・結果がよくありません。
ツラい、ツラいと訴える患者さんを前に、もう一度問診をすることをしました。
そこでわかったこと。それは…
めちゃくちゃな食事状況。
脂っこい物を食べてるとかではありません!
何がめちゃくちゃか。
それは食事の時間と回数がめちゃくちゃでした。
まったく食べない日があると思ったら、5回も食べてみたり。
時間も空腹に合わせ、食べたい欲求に沿って食べたり。
食べる物は気を付けているけど、それ以外はめちゃくちゃでした。
これでは胃腸もたまったもんじゃありません。
準備していない時に食べ物を放り込まれたり、
待っていても何も入ってこなかったり、
こんな状態では持っている力を発揮できないのは当然。
これ、不眠症の人も大いに当てはまるケースがあると思います。
リズムが崩れると悪いスパイラルに入っていきます。
その患者さんは食生活を改善してもらったら全ての胃腸症状はなくなり、他の症状も半減しました。
改めて養生の大切さ、問診の重要性を確認しました。
患者さんはいつも、いつまでも先生です。
感謝、感謝。